2つの LATEX ドキュメントクラスが Python ドキュメントで使うために
定義されています。manual
クラスは、章単位で区分するような大きな
ドキュメントのためのクラスです。howto
クラスはより小さな
ドキュメントのためのクラスです。
manual
ドキュメントは大規模で、ほとんどの標準ドキュメント
が使うクラスです。このドキュメントクラスは標準 LATEX の report
クラスに基づいていて、まるで長い技術的報告書のように書式化されます。
ます。Python リファレンスマニュアル は
manual
ドキュメントのよい例です。また、
Python Library Reference は大規模な文書の
例です。
howto
ドキュメントはより短く、manual
ドキュメントのような
大きな構造を持ちません。このクラスは標準 LATEX のarticle
クラスに基づいていて、Linux Documentation プロジェクトの ``HOWTO''
シリーズのように書式化されます。``HOWTO'' シリーズはもともと LinuxDoc
ソフトウェアを使って書式化を行っています。このドキュメントクラスの本来の
目的は、 LDP の HOWTO シリーズと同様の役割として役立つことでしたが、
このクラスにはより広範囲な適用性があることが判明したのです。
このクラスは ``how-to'' ドキュメント (このドキュメントがその一例です)
や、小規模で、かなり強い関連性で結ばれたモジュールライブラリ群の
リファレンスマニュアルに用いられます。
後者のドキュメントクラスの例には
Using Kerberos from Python があります。これらのドキュメントは、大きな
ドキュメントにおける一個の章とだいたい同じ規模です。
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