7.8.1 キューオブジェクト

クラスQueueはキューオブジェクトを実装しており、 以下のメソッドを持っています。 このクラスは、他のキュー構造(例えばスタック)を実装するために 派生させられるますが、継承可能なインタフェースはここでは説明しません。 詳しいことはソースコードを見てください。 公開メソッドは次のものです:

qsize( )
キューの大まかなサイズを返します。 マルチスレッドセマンティクスにおいて、この値は信頼できません。

empty( )
キューが空ならTrueを返し、そうでないならFalseを返します。 マルチスレッドセマンティクスにおいて、この値は信頼できません。

full( )
キューが満杯ならTrueを返し、そうでないならFalseを返します。 マルチスレッドセマンティクスにおいて、この値は信頼できません。

put( item[, block[, timeout]])
itemをキューに入れます。 もしオプション引数blockがTrueでtimeoutがNone(デフォルト)ならば、 フリースロットが利用可能になるまでブロックします。 timeoutが正の値の場合、最大でtimeout秒間ブロックし、 その時間内に空きスロットが利用可能にならなければ、 例外Fullを送出します。 他方(blockがFalse)、直ちにフリースロットが利用できるならば、 キューにアイテムを置きます。できないならば、例外Fullを送出します (この場合timeoutは無視されます)。

バージョン2.3 以降で新規追加された 仕様: the timeout parameter

put_nowait( item)
put(item, False)と同じ意味です。

get( [block[, timeout]])
キューからアイテムを取り除き、それを返します。 もしオプション引数blockがTrueでtimeoutがNone(デフォルト)ならば、 アイテムが利用可能になるまでブロックします。 もしtimeoutが正の値の場合、最大でtimeout秒間ブロックし、 その時間内でアイテムが利用可能にならなければ、 例外Emptyを送出します。 他方(blockがFalse)、直ちにアイテムが利用できるならば、 それを返します。できないならば、例外Emptyを送出します (この場合timeoutは無視されます)。

バージョン2.3 以降で新規追加された 仕様: the timeout parameter

get_nowait( )
get(False)と同じ意味です。
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