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概要:

Pythonは拡張性のあるインタプリタ形式のオブジェクト指向言語です。簡単なテキスト処理スクリプトから対話型のWWWブラウザまで、幅広い用途に対応しています。

Pythonリファレンスマニュアル では、言語に関する厳密な構文と意味づけを記述していますが、Python をすぐに役立てられるようにする上で大いに貢献する、言語とともに配付される標準ライブラリについては記述されていません。このライブラリには、ファイル I/O のように Python プログラマが直接アクセスできないシステム機能へのアクセス機能を提供する (Cで書かれた) 組み込みモジュール や、Python で記述された、日々のプログラミングで生じる多くの問題に標準的な解決策を提供するモジュールが入っています。これらのモジュールのいくつかには、Pythonプログラムに移植性を持たせ、それを高めるという明確な意図があります。

このライブラリリファレンスマニュアルでは、Pythonの標準ライブラリだけでなく、多くのオプションのライブラリモジュール (プラットフォームがサポートしているかどうか、あるいはコンパイル時の設定により、使える場合と使えない場合がある) について説明しています。また、言語の標準の型、組み込みの関数と例外、Pythonリファレンスマニュアルに説明がなかったり不足している多くの点についても説明しています。

このマニュアルは、読者が Python 言語について基礎的な知識を持っていることを仮定しています。形式ばらない Python への入門には、Pythonチュートリアルを参照してください。Pythonリファレンスマニュアル は、高度な文法と意味づけについて疑問があるときに参照してください。最後に、Pythonインタプリタの拡張と組み込みと題されたマニュアルには、Pythonに新しい機能を追加する方法と、他のアプリケーションに Python を組み込む方法を記述しています。

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