6.20.3.1 パーザを生成してオプションを追加する

パーザにオプションを加えていく方法はいくつかあります。一つ Options からなるリストを OptionParser のコンストラクタに渡す方法です:

parser = OptionParser(option_list=[
    make_option("-f", "--filename",
                action="store", type="string", dest="filename"),
    make_option("-q", "--quiet",
                action="store_false", dest="verbose")])

(make_option() は Option クラスの別名、すなわち Option のコンストラクタを呼び出すだけです。 optparse の将来のバージョンでは、おそらく Option を複数のクラスに分割し、 make_option() は正しいクラスを取り出してインスタンス化するファクトリ関数になるはずです。)

長い形式のオプションリストについては、リストを別に生成する方がしばしば便利です:

option_list = [make_option("-f", "--filename",
                           action="store", type="string", dest="filename"),
               # 17 other options ...
               make_option("-q", "--quiet",
                           action="store_false", dest="verbose")]
parser = OptionParser(option_list=option_list)

また、OptionParser の add_option() メソッドを使って、オプションを一つ一つ追加することもできます:

parser = OptionParser()
parser.add_option("-f", "--filename",
                  action="store", type="string", dest="filename")
parser.add_option("-q", "--quiet",
                  action="store_false", dest="verbose")

このメソッドは Option コンストラクタが送出する例外を簡単に追跡できるようにします。例外が発生するのはよくあることで、これは数多くのキーワード引数間で複雑な相互依存関係が発生するためです -- うまく指定がされていない場合、optparse は OptionError を送出します。

add_option() は以下の二つの方法のいずれかで呼び出すことができます: