4.9.1.2 StreamWriter オブジェクト

StreamWriter クラスは Codec のサブクラスで、以下のメソッ ドを定義しています。全てのストリーム・ライターは、Python の codec レジス トリとの互換性を保つために、これらのメソッドを定義する必要があります。

class StreamWriter( stream[, errors])
Constructor for a StreamWriter instance. StreamWriter インスタンスのコンストラクタ。

全てのストリーム・ライターのコンストラクタは、このインターフェイスを提 供しなければなりません。キーワード引数を追加しても構いませんが、Python の codec レジストリは、ここで定義される引数だけを使います。

stream は、(バイナリで)書き込み可能なファイル的なオブジェクト でなくてはいけ ません。

StreamWriter は、errors キーワード引数を受けて、異なった エラー処理の仕組みを実装しても構いません。以下のパラメータは、あらか じめ定義されています。

errors 引数は、同名の属性に代入されます。この属性を変更するこ とで、StreamWriter オブジェ クトが生きている間に、異なるエ ラー処理に変更することができます。

errors 引数が取り得る値の種類は、register_error() で 拡張できます。

write( object)
Writes the object's contents encoded to the stream. エンコードされた object の内容をストリームに書き出す。

writelines( list)
連結した、文字列リストを(おそらくは write() メソッドを再利 用して)ストリームに書き出す。

reset( )
状態保持に使われていた codec のバッファを、強制的に出力し、リセットす る。

このメソッドの呼び出したとき、出力先データをきれいな状態にし、状態を 元に戻すのにストリーム全体 を再スキャンすることなく、新しくフラッシュ するデータを追加できるように保障するべきです。

ここまでで挙げたメソッドに加えて、StreamWriter は、元になってい るストリームから、他の全てのメソッドや属性を、継承しなければなりません。

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