ICオブジェクトは対応付けのインターフェースを持っているので、メー
ルアドレスは単にic['MailAddress']
で得ることができます。値の
代入も機能しますし、設定ファイルのオプションを変えることができます。
このモジュールは各種のデータ型を知っているので、IC内部の表現を``論理的'' なPythonデータ構造に変換します。icモジュールをスタンドアロン で実行するとテストプログラムが実行され、ICデータベースにある全てのキーと 値のペアをリスト表示するので、文書代わりになります。
もしこのモジュールがデータをどう表わすか分からない場合は、data
属性に生のデータを入れたICOpaqueData
タイプのインスタンスを返しま
す。このタイプのオブジェクトは値のアクセスだけでなく代入も可能です。
ディクショナリのインターフェースだけでなく、ICには以下のメソッド があります。
url[, hint]) |
'mailto:'
などのスキーム名で、不完全なURLはこ
のスキームにあわせて完全化されます。もしhintが与えられていない場合
は、不完全なURLは無効になります。
data[, start[, end[, hint]]]) |
file) |
マッピングエントリーはタプル(version, type,
creator, postcreator, flags, extension,
appname, postappname, mimetype, entryname)
として返されます。ここでversionはエントリーのバージョン番号、
typeは4文字のファイルタイプ、creatorは4文字のクリエータタ
イプ、postcreatorは省略可能な後処理用アプリケーションを示す4文字
のクリエータで、このアプリケーションはファイルをダウンロードした後にファ
イルを後処理します。flagsは各種のビットであり、転送をバイナリで
行うかアスキーで行うかなどを表わします。extensionはこのファイルタ
イプに対するファイル名の拡張子、appnameはファイルが属するアプリ
ケーションの出力可能な名前、postappnameは後処理用アプリケーショ
ン、mimetypeはこのファイルのMIMEタイプ、最後のentrynameは
このエントリーの名前です。
type, creator[, filename]) |
'????'
の場合など)。
マッピングエントリーはmapfileと同じフォーマットで返されます。
file) |