7.2.2 Bool 型オブジェクト

Python の Bool 型は整数のサブクラスとして実装されています。ブール型の 値は、Py_FalsePy_True の 2 つしかありません。 従って、通常の生成/削除関数はブール型にはあてはまりません。 とはいえ、以下のマクロが利用できます。

int PyBool_Check(PyObject *o)
oPyBool_Type の場合に真を返します。 バージョン 2.3 で 新たに追加 された仕様です。

PyObject* Py_False
Python における False オブジェクトです。このオブジェクトはメソッド を持ちません。参照カウントの点では、他のオブジェクトと同様に扱う必要が あります。

PyObject* Py_True
Python における True オブジェクトです。このオブジェクトはメソッド を持ちません。参照カウントの点では、他のオブジェクトと同様に扱う必要が あります。

Py_RETURN_FALSE
Py_False に適切な参照カウントのインクリメントを行って、 関数から返すためのマクロです。 バージョン 2.4 で 新たに追加 された仕様です。

Py_RETURN_TRUE
Py_True に適切な参照カウントのインクリメントを行って、 関数から返すためのマクロです。 バージョン 2.4 で 新たに追加 された仕様です。

int PyBool_FromLong(long v)
v の値に応じてPy_True またはPy_False を返します。 バージョン 2.3 で 新たに追加 された仕様です。

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