Macintoshプラットフォームで利用できます。
gensuitemodule モジュールは AppleScript 辞書によって特定のア プリケーションに実装されている AppleScript 群のためのスタブコードを実 装した Python パッケージを作成します。
このモジュールは、通常は PythonIDE からユーザによって起動さ れますが、コマンドラインからスクリプトとして実行する(オプションとして ヘルプに --help を与えてみてください)こともできますし、Python コードでインポートして利用する事もできます。使用例として、どのようにし て標準ライブラリに含まれているスタブパッケージを生成するか、 Mac/scripts/genallsuites.py にあるソースを見てください。
このモジュールは次の関数を定義しています。
application) |
application
としてパス名を与えたアプリケーションがスクリプト可
能でありそうな場合、真を返します。返り値はやや不確実な場合があります。
Internet Explorer はスクリプト不可能なように見えてしまいます
が、実際はスクリプト可能です。
application[, output, basepkgname, edit_modnames, creatorsignature, dump, verbose]) |
パス名として渡された application
のためのスタブパッケージを作成
します。.app として一つのパッケージにまとめてあるプログラム群の
ために内部の実行プログラムそのものではなくパッケージへのパス名を渡すだ
けでよくなっています。パッケージ化されていないCFM アプリケーションでは
アプリケーションバイナリのファイル名を渡す事もできます。
この関数は、アプリケーションの OSA 用語リソースを捜し、これらのリソー スを読み取り、その結果データをクライアントスタブを実装したPython コー ドパッケージを作成するために使用します。
output
は作成結果のパッケージを保存するパス名で、指定しない場合
は標準の「別名で保存(save file as)」ダイアログが表示されます。
basepkgname
はこのパッケージの基盤となるパッケージを指定します。
デフォルトは StdSuites になります。StdSuites 自体を
生成する場合だけ、このオプションを指定する必要があります。
edit_modnames
は自動生成によって作成されてあまり綺麗ではないモ
ジュール名を変更するために使用することができる辞書です。
creator_signature
はパッケージ中の PkgInfo ファイル、あ
るいは CFM ファイルクリエータ署名から通常得られる4文字クリエータコード
を無視するために使用することができます。dump
にはファイルオブジェ
クトを与えます、これを指定するとリソースを読取った後に停止して
processfile
がコード化した用語リソースの Python 表現をダンプし
ます。verbose
にもまたファイルオブジェクトを与え、これを指定する
と processfile
の行なっている処理の詳細を出力します。
application[, output, basepkgname, edit_modnames, creatorsignature, dump, verbose]) |
この関数は、用語リソースを得るのに異なる方法を使用する以外は、
processfile
と同じです。この関数では、リソースファイルとして
application
を開き、このファイルから "aete"
および
"aeut"
リソースをすべて読み込む事で、AppleScript 用語リソース読み
込みを行ないます。