3.1 gensuitemodule -- OSA スタプ作成パッケージ

Macintoshプラットフォームで利用できます。

gensuitemodule モジュールは AppleScript 辞書によって特定のア プリケーションに実装されている AppleScript 群のためのスタブコードを実 装した Python パッケージを作成します。

このモジュールは、通常は PythonIDE からユーザによって起動さ れますが、コマンドラインからスクリプトとして実行する(オプションとして ヘルプに --help を与えてみてください)こともできますし、Python コードでインポートして利用する事もできます。使用例として、どのようにし て標準ライブラリに含まれているスタブパッケージを生成するか、 Mac/scripts/genallsuites.py にあるソースを見てください。

このモジュールは次の関数を定義しています。

is_scriptable( application)

application としてパス名を与えたアプリケーションがスクリプト可 能でありそうな場合、真を返します。返り値はやや不確実な場合があります。 Internet Explorer はスクリプト不可能なように見えてしまいます が、実際はスクリプト可能です。

processfile( application[, output, basepkgname, edit_modnames, creatorsignature, dump, verbose])

パス名として渡された application のためのスタブパッケージを作成 します。.app として一つのパッケージにまとめてあるプログラム群の ために内部の実行プログラムそのものではなくパッケージへのパス名を渡すだ けでよくなっています。パッケージ化されていないCFM アプリケーションでは アプリケーションバイナリのファイル名を渡す事もできます。

この関数は、アプリケーションの OSA 用語リソースを捜し、これらのリソー スを読み取り、その結果データをクライアントスタブを実装したPython コー ドパッケージを作成するために使用します。

output は作成結果のパッケージを保存するパス名で、指定しない場合 は標準の「別名で保存(save file as)」ダイアログが表示されます。 basepkgname はこのパッケージの基盤となるパッケージを指定します。 デフォルトは StdSuites になります。StdSuites 自体を 生成する場合だけ、このオプションを指定する必要があります。 edit_modnames は自動生成によって作成されてあまり綺麗ではないモ ジュール名を変更するために使用することができる辞書です。 creator_signature はパッケージ中の PkgInfo ファイル、あ るいは CFM ファイルクリエータ署名から通常得られる4文字クリエータコード を無視するために使用することができます。dump にはファイルオブジェ クトを与えます、これを指定するとリソースを読取った後に停止して processfile がコード化した用語リソースの Python 表現をダンプし ます。verbose にもまたファイルオブジェクトを与え、これを指定する と processfile の行なっている処理の詳細を出力します。

processfile_fromresource( application[, output, basepkgname, edit_modnames, creatorsignature, dump, verbose])

この関数は、用語リソースを得るのに異なる方法を使用する以外は、 processfile と同じです。この関数では、リソースファイルとして application を開き、このファイルから "aete" および "aeut" リソースをすべて読み込む事で、AppleScript 用語リソース読み 込みを行ないます。

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