丸括弧形式とは、式リストの一形態で、丸括弧で囲ったものです:
parenth_form | ::= | "(" [expression_list] ")" |
丸括弧で囲われた式のリストは、個々の式が表現するものになります: リスト内に少なくとも一つのカンマが入っていた場合、タプルになります; そうでない場合、式のリストを構成している単一の式自体の値になります。
中身が空の丸括弧のペアは、空のタプルオブジェクトを表します。 タプルは変更不能なので、リテラルと同じ規則が適用されます (すなわち、 空のタプルが二箇所で使われると、それらは同じオブジェクトになることも あるし、ならないこともあります)。
タプルは丸括弧で作成されるのではなく、カンマによって作成される ことに注意してください。例外は空のタプルで、この場合には 丸括弧が必要です -- 丸括弧のつかない、 ``何も記述しない式 (nothing)'' を使えるようにしてしまうと、 文法があいまいなものになってしまい、よくあるタイプミスが検出されなく なってしまいます。
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