文字列変換は、逆クオート (reverse quite, 別名バッククオート: backward quote) で囲われた式のリストです:
string_conversion | ::= | "`" expression_list "`" |
文字列変換は、逆クオート内の式リストを評価して、評価結果の オブジェクトを各オブジェクトの型特有の規則に従って文字列に 変換します。
オブジェクトが文字列、数値、None
か、それらの型のオブジェクト
のみを含むタプル、リストまたは辞書の場合、評価結果の文字列は
有効な Python 式となり、組み込み関数 eval() に渡した
場合に同じ値となります (浮動小数点が含まれている場合には近似値の
場合もあります)。
(特に、文字列を変換すると、値を安全に出力するために文字列の両側に クオートが付けられ、``変 (funny) な'' 文字はエスケープシーケンスに 変換されます。)
再帰的な構造をもつオブジェクト (例えば自分自身を直接または間接的に 含むリストや辞書) では、"..." を使って再帰的参照であることが 示され、オブジェクトの評価結果は eval() に渡しても 等価な値を得ることができません (SyntaxError が 送出されます)。
組み込み関数 repr() は、括弧内の引数に対して、 逆クオート表記で囲われた中身と全く同じ変換を実行します。 組み込み関数 str() は似たような動作をしますが、 もっとユーザフレンドリな変換になります。
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