25 distutils.cmd -- Distutils コマンドの抽象クラス

このモジュールは抽象ベースクラス Command を提供します。

クラス Command( dist)
コマンドクラスを定義するための抽象ベースクラス -- distutilsの「働きバチ」 -- です。 コマンドクラスは options とよばれるローカル変数を持ったサブルー チンと考えることができます。オプションはinitialize_options()で宣 言され、finalize_options() で定義さ(最終的な値を与えら)れます。 どちらも全てのコマンドクラスで実装する必要があります。この2つの区別は 必要です。なぜならオプションの値は外部(コマンドライン、設定ファイルな ど)から来るかもしれず、他のオプションに依存しているオプションは 外部の影響を処理した後で計算される必要があるからです。そのため finalize_options()が存在します。 サブルーチンの本体は全ての処理をオプションの値にもとづいて行う run()メソッドで、これも全てのコマンドクラスで実装される必要があります。

クラスのコンストラクタはDistributionのインスタンスである単一の 引数distをとります。

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