2.4 MacOS -- Mac OS インタプリタ機能へのアクセス

Macintoshプラットフォームで利用できます。

このモジュールは、Python インタプリタ内の MacOS 固有の機能に対するアク セスを提供します。例えば、インタプリタのイベントループ関数などです。十 分注意して利用してください。

モジュール名が大文字で始まることに注意してください。これは昔からの約束 です。

runtimemodel
Python 2.4 以降は常に 'macho' です。それより前のバージョンの Python では、古い Mac OS 8 ランタイムモデルの場合は 'ppc'、 Mac OS 9 ランタイムモデルの場合は 'carbon' となります。

linkmodel
インタープリタがどのような方法でリンクされているかを返します。拡張モ ジュールがリンクモデル間で非互換性かもしれない場合、パッケージはより多 くの適切なエラーメッセージを伝えるためにこの情報を使用することができま す。値は静的リンクした Python は 'static'、Mac OS X framework で構築した Python は 'framework'、標準の Unix 共有ライブラリ (shared library)で構築された Python は 'shared' となります。 古いバージョンの Python の場合、Mac OS 9 互換の Python では 'cfm' となります。

exception Error
MacOS でエラーがあると、このモジュールの関数か、Mac 固有なツールボック スインターフェースモジュールから、この例外が生成されます。引数は、整数 エラーコード(OSErr 値)とテキストで記述されたエラーコードです。 分かっている全てのエラーコードのシンボル名は、標準モジュール macerrors で定義されています。

GetErrorString( errno)

MacOSのエラーコード errno のテキスト表現を返します。

DebugStr( message [, object])

Mac OS X上では、文字列を単純に標準出力に送ります (古いバージョンの Mac OSでは、より複雑な機能が使用できました)。しかし、低水準のデバッガ (gdbなど) 用にブレークポイントを設定する場所も適切に用意しています。

SysBeep( )

ベルを鳴らします。

GetTicks( )

システム起動時からのチック数(clock ticks、1/60秒)を得ます。

GetCreatorAndType( file)

2つの4文字の文字列としてファイルクリエータおよびファイルタイプを返しま す。file 引数はパスもしくは、FSSpecFSRef オブジェ クトを与える事ができます。

SetCreatorAndType( file, creator, type)

ファイルクリエータおよびファイルタイプを設定します。file 引数は パスもしくは、FSSpecFSRef オブジェクトを与える事ができ ます。creatortype は4文字の文字列が必要です。

openrf( name [, mode])

ファイルのリソースフォークを開きます。引数は組み込み関数 open() と同じです。返されたオブジェクトはファイルのように 見えるかもしれませんが、これは Python のファイルオブジェクトではあり ませんので扱いに微妙な違いがあります。

WMAvailable( )

現在のプロセスが動作しているウィンドウマネージャにアクセスします。例え ば、Mac OS X サーバー上、あるいは SSH でログインしている、もしくは現在 のインタープリタがフルブローンアプリケーションバンドル(fullblown application bundle)から起動されていない場合などのような、ウィンドウマネー ジャが存在しない場合は False を返します。

ご意見やご指摘をお寄せになりたい方は、 このドキュメントについて... をご覧ください。