おそらく CVS ユーザが Subversion に慣れる一番重要な方法は既存の プロジェクトを新しいシステムを使って継続することです。これには 抽出した CVS リポジトリを Subversion リポジトリに単にインポート することでもある程度達成できますが、さらに徹底した方法としては データの最新の状態だけではなく、それ以前の履歴全体を旧システムから 新システムに移すことになります。これは解くのが極端に難しい問題です が、それは不分割の性質を持たない CVS データの変更からチェンジセット を求めること、ブランチについて全く別の考え方を持っている両システム 間でデータ変換すること、その他の複雑な問題があるためです。それでも 少なくとも部分的には既存の CVS リポジトリを Subversion リポジトリ に変換するためのツールがあります。
そのようなツールのひとつにcvs2svn (http://cvs2svn.tigris.org/)が ありますが、これはもともと Subversion 自身の開発メンバによって作られた Python のスクリプトです。他にはChia-liang Kaoが作ったVCP ツール (http://svn.clkao.org/revml/branches/svn-perl/) のプラグインである Subversion コンバータやLev Serebryakovの作ったRefineCVS (http://lev.serebryakov.spb.ru/refinecvs/) があります。これらのツールの完成度はさまざまで CVS リポジトリの履歴の扱い方に ついて全くことなる考え方にもとづいているかも知れません。どのツールを使う場合 でも変換結果について納得がいくまで十分な確認をしてください— ようするに この履歴を作り上げるにはかなり労力が必要になります。
知られている変換ツールへのリンクの最新情報については Subversion ウェブサイト (http://subversion.tigris.org/project_links.html) のリンクページを見てください。