11.5.2 OpenerDirector オブジェクト

OpenerDirector インスタンスは以下のメソッドを持っています:

add_handler( handler)
handlerBaseHandler のインスタンスでなければ なりません。以下のメソッドを使った検索が行われ、URL を取り扱うことが 可能なハンドラの連鎖が追加されます。

close( )
循環参照を明示的にやめさせて、全てのハンドラを削除します。 OpenerDirector は登録されているハンドラを参照する必要があり、 ハンドラは自分を呼び出す OpenerDirector を参照する必要が あるため、循環参照が生まれます。最近のバージョンの Python では 循環参照を修正しますが、たまに明示的に循環参照をやめさせた方が よいことがあります。

open( url[, data])
与えられた url (リクエストオブジェクトでも文字列でも かまいません) を開きます。オプションとして data を与えることが できます。 引数、返り値、および送出される例外は urlopen() と同じ です (urlopen() の場合、標準でインストールされている OpenerDirectoropen() メソッドを呼び出します) 。

error( proto[, arg[, ...]])
与えられたプロトコルにおけるエラーを処理します。このメソッドは 与えられたプロトコルにおける登録済みのエラーハンドラを (プロトコル固有の) 引数で呼び出します。 HTTP プロトコルは特殊な ケースで、特定のエラーハンドラを選び出すのに HTTP レスポンスコード を使います; ハンドラクラスの http_error_*() メソッドを 参照してください。

返り値および送出される例外は urlopen() と同じものです。

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