7.19.2 TarInfo オブジェクト

TarInfo オブジェクトは TarFile の一つのメンバーを表します。ファイルに 必要な(ファイルタイプ、ファイルサイズ、時刻、許可、所有者等のような)すべての属性を保存する他に、 そのタイプを決定するのに役に立ついくつかのメソッドを提供します。 これにはファイルのデータそのものは含まれません

TarInfoオブジェクトは TarFileのメソッド getmember()getmembers() および gettarinfo()によって返されます。

class TarInfo( [name])
TarInfo オブジェクトを作成します。

frombuf( )
TarInfo オブジェクトを文字列バッファから作成して返します。

tobuf( )
TarInfo オブジェクトから文字列バッファを作成します。

TarInfoオブジェクトには以下の public なデータ属性があります:

name
アーカイブメンバーの名前。

size
バイト単位でのサイズ。

mtime
最終更新時刻。

mode
許可ビット。

type
ファイルタイプ。 type は普通、以下の定数のどれかです: REGTYPE, AREGTYPE, LNKTYPE, SYMTYPE, DIRTYPE, FIFOTYPE, CONTTYPE, CHRTYPE, BLKTYPE, GNUTYPE_SPARSETarInfo オブジェクトのタイプをもっと便利に決定するには、 以降の is_*() メソッドを使って下さい。

linkname
ターゲットファイル名の名前で、これは タイプLNKTYPE と SYMTYPE の TarInfoオブジェクトにだけ存在します。

uid, gid
このメンバーを本来保存した人のユーザとグループID。

uname, gname
ユーザとグループ名

TarInfoオブジェクトは便利な照会用のメソッドもいくつか提供しています:

isfile( )
もし Tarinfo オブジェクトが普通のファイルであれば、True を返します。

isreg( )
isfile()と同じです。

isdir( )
もしそれがディレクトリであれば Trueを返します。

issym( )
もしそれがシンボリックリンクであれば Trueを返します。

islnk( )
もしそれがハードリンクであれば Trueを返します。

ischr( )
もしそれがキャラクタデバイスであれば Trueを返します。

isblk( )
もしそれがブロックデバイスであれば Trueを返します。

isfifo( )
もしそれが FIFO であれば Trueを返します。

isdev( )
もしそれが、キラクタデバイス、ブロックデバイスあるいは FIFOのどれかであれば Trueを返します。

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