12 distutils.file_util -- 1ファイルの操作

このモジュールはそれぞれのファイルを操作するユーティリティ関数を提供します。

copy_file( src, dst[preserve_mode=1, preserve_times=1, update=0, link=None, verbose=0, dry_run=0])
ファイルsrcdstにコピーします。もしdstがディレクト リなら、srcはそこへ同じ名前でコピーされます; そうでなければ、 ファイル名として扱われます。 (もしファイルが存在するなら、上書きされま す。) mosilpreserve_modeが真(デフォルト)なら、ファイルのモード (タイプやパーミッション、その他プラットフォームがサポートするもの)もコ ピーされます。もし preserve_timesが真(デフォルト)なら、最終更新、 最終アクセス時刻もコピーされます。もしupdateが真なら、srcdstが存在しない場合か、dstsrcより古い時にだけコ ピーします。

linkは値を'hard'または'sym'に設定することでコピーのかわりに ハードリンク(os.linkを使います)ま たはシンボリックリンク(os.symlinkを使います)を許可します。 None(デフォルト)の時には、ファイルはコピーされます。link をサポートしていないシステムで有効にしないでください。 copy_file()はハードリンク、シンボリックリンクが可能かチェッ クしていません。ファイルの内容をコピーするために _copy_file_contents()を利用しています。

"(dest_name, copied)"のタプルを返します: dest_nameは出力ファ イルの実際の名前、copiedはファイルがコピーされた(dry_runが 真の時にはコピーされることになった)場合には真です。

move_file( src, dst[verbose, dry_run])
ファイルsrcdstに移動します。もしdstがディレクトリ なら、ファイルはそのディレクトリに同じ名前で移動されます。そうでなけれ ば、srcdstに単にリネームされます。新しいファイルの名前を 返します。 警告: Unix では デバイスをまたがる移動はcopy_file()を利 用して扱っています。他のシステムではどうなっている ???

write_file( filename, contents)
filename を作成し、contents(行末文字がない文 字列のシーケンス)を書き込みます。

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