data_files オプションを使うと、モジュール配布物で必要な 追加のファイル: 設定ファイル、メッセージカタログ、データファイル、 その他これまで述べてきたカテゴリに収まらない全てのファイルを指定 できます。
data_files には、(directory, files) の ペアを以下のように指定します:
setup(... data_files=[('bitmaps', ['bm/b1.gif', 'bm/b2.gif']), ('config', ['cfg/data.cfg']), ('/etc/init.d', ['init-script'])] )
データファイルのインストール先ディレクトリ名は指定できますが、 データファイル自体の名前の変更はできないので注意してください。
各々の (directory, files) ペアには、インストール先の
ディレクトリ名と、そのディレクトリにインストールしたいファイルを
指定します。directory が相対パスの場合、インストール
プレフィクス (installation prefix、 pure Python パッケージなら
sys.prefix
、拡張モジュールの入ったパッケージなら
sys.exec_prefix
) からの相対パスと解釈されます。
files 内の各ファイル名は、パッケージソースコード配布物
の最上階層の、 setup.py のあるディレクトリからの相対パスと
解釈されます。files に書かれたディレクトリ情報は、
ファイルを最終的にどこにインストールするかを決めるときには使われ
ません; ファイルの名前だけが使われます。
data_files オプションは、ターゲットディレクトリを指定せずに、
単にファイルの列を指定できます。しかし、このやり方は推奨されておらず、
指定すると install
コマンドが警告を出力します。
ターゲットディレクトリにデータファイルを直接インストールしたいなら、
ディレクトリ名として空文字列を指定してください。
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