5 パッケージデータをインストールする

しばしばパッケージに追加のファイルをインストールする必要があります。 このファイルは、パッケージの実装に強く関連したデータや、そのパッケー ジを使うプログラマーが必要とするドキュメントなどです。 これらのファイルをパッケージデータと呼びます。

パッケージデータは 関数setup()にキーワード引数 package_data を与えることで追加できます。 この値はパッケージ名から、パッケージへコピーされる相対パス名リストへの マップである必要があります。それぞれのパスは対応するパッケージが含まれ るディレクトリ(もし適切ならpackage_dirのマッピングが利用されま す)からの相対パスとして扱われます。つまり、ファイルはソースディレクト リ中にパッケージの一部として存在すると仮定されています。 この値にはグロブパターンを含むことができます。

パス名にはディレクトリ部分を含むことができます。必要なディレクトリは インストール時に作成されます。

たとえば、パッケージがいくつかのデータファイルを含むサブディレクトリを 含んでいる場合、ソースツリーでは以下のように配置できます:

setup.py
src/
    mypkg/
        __init__.py
        module.py
        data/
            tables.dat
            spoons.dat
            forks.dat

対応する setup()呼び出しは以下のようになります:

setup(...,
      packages=['mypkg'],
      package_dir={'mypkg': 'src/mypkg'},
      package_data={'mypkg': ['data/*.dat']},
      )

バージョン 2.4 で 新たに追加 された仕様です。

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