8.5.1 Dlオブジェクト

open()によって返されたDlオブジェクトは次のメソッドを持っています:

close( )
メモリーを除く全てのリソースを解放します。

sym( name)
nameという名前の関数が参照された共有オブジェクトに存在する場合、 そのポインター(整数値)を返します。 存在しない場合Noneを返します。 これは次のように使えます:

>>> if a.sym('time'): 
...     a.call('time')
... else: 
...     time.time()

(0はNULLポインターであるので、この関数は0でない数を返すだろう ということに注意してください)

call( name[, arg1[, arg2...]])
参照された共有オブジェクトのnameという名前の関数を呼出します。 引数は、Python整数(そのまま渡される)、Python文字列(ポインターが渡される)、 None (NULLとして渡される) のどれかでなければいけません。 Pythonはその文字列が変化させられるのを好まないので、 文字列はconst char*として関数に渡されるべきであることに 注意してください。

最大で10個の引数が渡すことができ、 与えられない引数はNoneとして扱われます。 関数の返り値はC long(Python整数である)です。

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