5.2.9.6 OutputChecker オブジェクト

クラス OutputChecker( )
doctest 例題を実際に実行したときの出力が予想出力と一致するかどうか をチェックするために使われるクラスです。 OutputChecker では、 与えられた二つの出力を比較して、一致する場合には真を返す check_output と、二つの出力間の違いを説明する文字列を 返すoutput_difference の、二つのメソッドがあります。 バージョン 2.4 で 新たに追加 された仕様です。

OutputChecker では以下のメソッドを定義しています:

check_output( want, got, optionflags)
例題から実際に得られた出力 (got) と、予想出力 (want) が一致する場合にのみTrue を返します。 二つの文字列が全く同一の場合には常に一致するとみなしますが、 テストランナの使っているオプションフラグにより、厳密には同じ内容 になっていなくても一致するとみなす場合もあります。オプションフラグに ついての詳しい情報は5.2.6 節を参照してください。

output_difference( want, got, optionflags)
与えられた例題の予想出力 (want)と、実際に得られた出力 (got) の間の差異を解説している文字列を返します。 optionflagswantgot を比較する際に使われる オプションフラグのセットです。

ご意見やご指摘をお寄せになりたい方は、 このドキュメントについて... をご覧ください。