12.4.1 Mailbox オブジェクト

メイルボックスオブジェクトの実装はすべて反復可能なオブジェクトであり、 外部に公開されているメソッドを一つもっています。このメソッドは メイルボックスオブジェクトから生成されるイテレータによって使われ、 直接利用することもできます。

next( )
メイルボックスオブジェクトのコンストラクタに渡された、オプションの factory 引数を使って、メイルボックス中の次のメッセージを 生成して返します。標準の設定では、factoryrfc822.Message オブジェクトです (rfc822 モジュールを参照してください)。 メイルボックスの実装により、このオブジェクトの fp 属性は 真のファイルオブジェクトかもしれないし、 複数のメイルメッセージが単一のファイルに収められているなどの場合に、 メッセージ間の境界を注意深く扱うためにファイルオブジェクトをシミュレート するクラスのインスタンスであるかもしれません。 次のメッセージがない場合、このメソッドは None を返します。
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