12.17 xdrlib -- XDR データのエンコードおよびデコード

xdrlib モジュールは外部データ表現標準 (External Data Representation Standard) のサポートを実現します。この標準は 1987 年に Sun Microsystems, Inc. によって書かれ、 RFC 1014 で定義されています。このモジュールでは RFC で記述されている ほとんどのデータ型をサポートしています。

xdrlib モジュールでは 2 つのクラスが定義されています。 一つは変数を XDR 表現にパックするためのクラスで、もう一方は XDR 表現からアンパックするためのものです。2 つの例外クラスが 同様にして定義されています。

クラス Packer( )
Packer はデータを XDR 表現にパックするためのクラスです。 Packer クラスのインスタンス生成は引数なしで行われます。

クラス Unpacker( data)
Unpacker は Packer と対をなしていて、文字列バッファから XDR をアンパックするためのクラスです。入力バッファ data を引数に与えてインスタンスを生成します。

参考:

RFC 1014, XDR: External Data Representation Standard
この RFC が、かつてこのモジュールが最初に書かれた当時に XDR 標準でであったデータのエンコード方法を定義していました。 現在は RFC 1832 に更新されているようです。

RFC 1832, XDR: External Data Representation Standard
こちらが 新しい方のRFCで、XDR の改訂版が定義されています。



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