3.17.1 制限事項

クラス Shelf( dict[, protocol=None[, writeback=False[, binary=None]]])
UserDict.DictMixin のサブクラスで、pickle 化された値を dict オブジェクトに保存します。

デフォルトでは、値を整列化する際にはバージョン 0 の pickle 化が 用いられます。pickle 化プロトコルのバージョンは protocol パラメタで指定することができます。pickle 化プロトコルについては pickle のドキュメントを参照してください。 バージョン 2.3 で 変更 された仕様: protocol パラメタが追加されました。binary パラメタは撤廃され、 以前のバージョンとの互換性のためにのみ提供されています

writeback パラメタが True に設定されていれば、アクセスされたすべての エントリはメモリ上にキャッシュされ、ファイルを閉じる際に書き戻されます; この機能により、可変のエントリに対して自然な操作が可能になりますが、 さらに多くのメモリを消費し、辞書をファイルと同期して閉じる際に長い時間が かかるようになります。

クラス BsdDbShelf( dict[, protocol=None[, writeback=False[, binary=None]]])
Shelf のサブクラスで、firstnextpreviouslast および set_location メソッドを公開しています。これらのメソッドは bsddb モジュールでは 利用可能ですが、他のデータベースモジュールでは利用できません。 コンストラクタに渡された dict オブジェクトは上記のメソッドを サポートしていなくてはなりません。通常は、bsddb.hashopenbsddb.btopen または bsddb.rnopen のいずれか を呼び出して得られるオブジェクトが条件を満たしています。オプションの protocolwriteback、および binary パラメタは Shelf クラスにおけるパラメタと同様に解釈されます。

クラス DbfilenameShelf( filename[, flag='c'[, protocol=None[, writeback=False[, binary=None]]]])
Shelf のサブクラスで、辞書様オブジェクトの代わりに filename を受理します。根底にあるファイルは anydbm.open を使って開かれます。デフォルトでは、 ファイルは読み書き可能な状態で開かれます。オプションの flag パラメタは open 関数におけるパラメタと同様に解釈されます。 オプションの protocolwriteback、および binary パラメタは Shelf クラスにおけるパラメタと同様に解釈されます。

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