20.4.1 flモジュールに定義されている関数

flモジュールには以下の関数が定義されています。 これらの関数の働きに関する詳しい情報については、FORMSドキュメントで対応 するCの関数の説明を参照してください。

make_form( type, width, height)
与えられたタイプ、幅、高さでフォームを作ります。 これはformオブジェクトを返します。このオブジェクトは後述のメソッド を持ちます。

do_forms( )
標準のFORMSのメインループです。 ユーザからの応答が必要なFORMSオブジェクトを示すPythonオブジェクト、ある いは特別な値FL.EVENTを返します。

check_forms( )
FORMSイベントを確認します。 do_forms()が返すもの、あるいはユーザからの応答をすぐに必要と するイベントがないならNoneを返します。

set_event_call_back( function)
イベントのコールバック関数を設定します。

set_graphics_mode( rgbmode, doublebuffering)
グラフィックモードを設定します。

get_rgbmode( )
現在のRGBモードを返します。 これはCのグローバル変数fl_rgbmodeの値です。

show_message( str1, str2, str3)
3行のメッセージとOKボタンのあるダイアログボックスを表示します。

show_question( str1, str2, str3)
3行のメッセージとYES、NOのボタンのあるダイアログボックスを表示します。 ユーザによってYESが押されたら1、NOが押されたら0を返しま す。

show_choice( str1, str2, str3, but1[, but2[, but3]])
3行のメッセージと最大3つまでのボタンのあるダイアログボックスを表示しま す。 ユーザによって押されたボタンの数値を返します(それぞれ123)。

show_input( prompt, default)
1行のプロンプトメッセージと、ユーザが入力できるテキストフィールドを持つ ダイアログボックスを表示します。 2番目の引数はデフォルトで表示される入力文字列です。 ユーザが入力した文字列が返されます。

show_file_selector( message, directory, pattern, default)
ファイル選択ダイアログを表示します。 ユーザによって選択されたファイルの絶対パス、あるいはユーザがCancelボタン を押した場合はNoneを返します。

get_directory( )
get_pattern( )
get_filename( )
これらの関数は最後にユーザがshow_file_selector()で選択した ディレクトリ、パターン、ファイル名(パスの末尾のみ)を返します。

qdevice( dev)
unqdevice( dev)
isqueued( dev)
qtest( )
qread( )
qreset( )
qenter( dev, val)
get_mouse( )
tie( button, valuator1, valuator2)
これらの関数は対応するGL関数へのFORMSのインターフェースです。 fl.do_events()を使っていて、自分で何かGLイベントを操作したい ときにこれらを使います。 FORMSが扱うことのできないGLイベントが検出されたら fl.do_forms()が特別の値FL.EVENTを返すので、 fl.qread()を呼び出して、キューからイベントを読み込むべきで す。 対応するGLの関数は使わないでください!

color( )
mapcolor( )
getmcolor( )
FORMSドキュメントにあるfl_color()fl_mapcolor()fl_getmcolor() の記述を参照してください。

ご意見やご指摘をお寄せになりたい方は、 このドキュメントについて... をご覧ください。