13.10.4 ErrorHandler オブジェクト
このインターフェースのオブジェクトは XMLReader からのエラーや
警告の情報を受け取るために使われます。このインターフェースを実装したオ
ブジェクトを作成し XMLReader に登録すると、パーサは警告やエラー
の通知のためにそのオブジェクトのメソッドを呼び出すようになります。エラー
には警告、回復可能エラー、回復不能エラーの3段階があります。すべてのメ
ソッドは SAXParseException だけをパラメータとして受け取り
ます。受け取った例外オブジェクトを raise することで、エラーや警告は例
外に変換されることもあります。
-
パーサが回復可能なエラーを検知すると呼び出されます。このメソッドが例
外を raise しないとパースは継続されますが、アプリケーション側では
エラー以降のドキュメント情報を期待していないこともあります。パー
サが処理を継続した場合、入力ドキュメント内のほかのエラーを見つけるこ
とができます。
-
パーサが回復不能なエラーを検知すると呼び出されます。このメソッドが
return した後、すぐにパースを停止することが求められています。
-
パーサが軽微な警告情報をアプリケーションに通知するために呼び出されま
す。このメソッドが return した後もパースを継続し、ドキュメント情報を
アプリケーションに送り続けるよう求められています。このメソッドで例外
を発生させた場合、パースは中断されてしまいます。
ご意見やご指摘をお寄せになりたい方は、 このドキュメントについて... をご覧ください。