13.12.1 XMLReader オブジェクト

XMLReader は次のメソッドをサポートします。:

parse( source)
入力ソースを処理し、SAX イベントを発生させます。source オブジェ クトにはシステム識別子(入力ソースを特定する文字列 - 一般にファイル 名やURL)、ファイル風オブジェクト、または InputSource オブジェ クトを指定できます。parse() から return された段階で、入力 データの処理は完了、パーサ・オブジェクトは破棄ないしリセットされます。 なお、現在の実装はバイト・ストリームのみをサポートしており、文字スト リームの処理は将来の課題になっています。

getContentHandler( )
現在の ContentHandler を返します。

setContentHandler( handler)
現在の ContentHandler をセットします。ContentHandler がセットされていない場合、コンテント・イベントは破棄されます。

getDTDHandler( )
現在の DTDHandler を返します。

setDTDHandler( handler)
現在の DTDHandler をセットします。DTDHandler がセッ トされていない場合、DTD イベントは破棄されます。

getEntityResolver( )
現在の EntityResolver を返します。

setEntityResolver( handler)
現在の EntityResolver をセットします。EntityResolver がセットされていない場合、外部エンティティとして解決されるべきものが、 システム識別子として解釈されてしまうため、該当するものがなければ結果 的にエラーとなります。

getErrorHandler( )
現在の ErrorHandler を返します。

setErrorHandler( handler)
現在のエラー・ハンドラをセットします。ErrorHandler がセット されていない場合、エラーは例外を発生し、警告が表示されます。

setLocale( locale)
アプリケーションにエラーや警告のロカール設定を許可します。

SAX パーサにとって、エラーや警告の地域化は必須ではありません。しかし、 パーサは要求されたロカールをサポートしていない場合、SAX 例外を発生さ せなければなりません。アプリケーションはパースの途中でロカールを変更 することもできます。

getFeature( featurename)
機能 featurename の現在の設定を返します。その機能が認識できな いときは、SAXNotRecognizedException を発生させます。広く 使われている機能名の一覧はモジュール xml.sax.handler に書か れています。

setFeature( featurename, value)
機能名 featurename に値 value をセットします。その機能が 認識できないときは、SAXNotRecognizedException を発生させ ます。また、パーサが指定された機能や設定をサポートしていないとき は、SAXNotSupportedException を発生させます。

getProperty( propertyname)
属性名 propertyname の現在の値を返します。その属性が認識でき ないときは、 SAXNotRecognizedException を発生させます。 広く使われている属性名の一覧はモジュール xml.sax.handler に 書かれています。

setProperty( propertyname, value)
属性名 propertyname に値 value をセットします。その機能 が認識できないときは、SAXNotRecognizedException を発生さ せます。また、パーサが指定された機能や設定をサポートしていないときは、 SAXNotSupportedException is raised を発生させます。

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