5.19.1 Reprオブジェクト
Reprインスタンスは様々なオブジェクト型の表現にサイズ制限を与えるために使えるいくつかのメンバーと、特定のオブジェクト型を書式化するメソッドを提供します。
- maxlevel
-
再帰的な表現を作る場合の深さ制限。デフォルトは
6
です。
- maxdict
-
- maxlist
- maxtuple
- maxset
- maxfrozenset
- maxdeque
- maxarray
- 指定されたオブジェクト型に対するエントリ表現の数についての制限。
maxdictに対するデフォルトは
4
で、maxarray
は5
、その他に対しては6
です。
バージョン 2.4 で 新たに追加 された仕様:
maxset, maxfrozenset, set
.
- maxlong
-
長整数の表現のおける文字数の最大値。中央の数字が抜け落ちます。デフォルトは
40
です。
- maxstring
-
文字列の表現における文字数の制限。文字列の``通常の''表現は文字の材料だということに注意してください: 表現にエスケープシーケンスが必要とされる場合は、表現が短縮されたときにこれらはマングルされます。デフォルトは
30
です。
- maxother
-
この制限はReprオブジェクトに利用できる特定の書式化メソッドがないオブジェクト型のサイズをコントロールするために使われます。maxstringと同じようなやり方で適用されます。デフォルトは
20
です。
-
インスタンスが強制する書式化を使う組み込みrepr()と等価なもの。
-
repr()が使う再帰的な実装。これはどの書式化メソッドを呼び出すかを決定するためにobjの型を使い、それをobjとlevelに渡します。再帰呼び出しにおいてlevelの値に対して
level - 1
を与える再帰的な書式化を実行するために、型に固有のメソッドはrepr1()を呼び出します。
-
型名に基づく名前をもつメソッドとして、特定の型に対する書式化メソッドは実装されます。メソッド名では、typeは
string.join(string.split(type(obj).__name__, '_'))
に置き換えられます。これらのメソッドへのディスパッチはrepr1()によって処理されます。再帰的に値の書式を整える必要がある型固有のメソッドは、"self.repr1(subobj, level - 1)"を呼び出します。
リリース 2.5 ,19th September, 2006 更新
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