14.11.2 Panel オブジェクト

上記の new_panel() が返す Panel オブジェクトは スタック順の概念を持つウィンドウです。 ウィンドウはパネルに関連付けられており、表示する内容を決定 している一方、パネルのメソッドはパネルスタック中のウィンドウの深さ 管理を担います。

Panel オブジェクトは以下のメソッドを持っています:

above( )
現在のパネルの上にあるパネルを返します。

below( )
現在のパネルの下にあるパネルを返します。

bottom( )
パネルをスタックの最下層にプッシュします。

hidden( )
パネルが隠れている (不可視である) 場合に真を返し、そうでない場合 偽を返します。

hide( )
パネルを隠します。この操作ではオブジェクトは消去されず、 スクリーン上のウィンドウを不可視にするだけです。

move( y, x)
パネルをスクリーン座標 (y, x) に移動します。

replace( win)
パネルに関連付けられたウィンドウを win に変更します。

set_userptr( obj)
パネルのユーザポインタを obj に設定します。このメソッドは 任意のデータをパネルに関連付けるために使われ、任意の Python オブジェクト にすることができます。

show( )
(隠れているはずの) パネルを表示します。

top( )
パネルをスタックの最上層にプッシュします。

userptr( )
パネルのユーザポインタを返します。任意の Python オブジェクトです。

window( )
パネルに関連付けられているウィンドウオブジェクトを返します。
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