26.10.3 クラスと関数

getclasstree( classes[, unique])
リストで指定したクラスの継承関係から、ネストしたリストを作成します。ネ ストしたリストには、直前の要素から派生したクラスが格納されます。各要素 は長さ2のタプルで、クラスと基底クラスのタプルを格納しています。 unique が真の場合、各クラスは戻り値のリスト内に一つだけしか格納 されません。真でなければ、多重継承を利用したクラスとその派生クラスは複 数回格納される場合があります。

getargspec( func)
関数の引数名とデフォルト値を取得します。戻り値は長さ4のタプルで、次の 値を返します:(args, varargs, varkw, defaults)argsは引数名のリストです(ネストしたリストが格 納される場合があります)。varargsvarkw*引数と **引数の名前で、引数がなければNoneとなります。 defaultsは引数のデフォルト値のタプルか、デフォルト値がない場合 はNoneです。このタプルにn個 の要素があれば、各要素はargsの後ろからn個分の引数のデフォ ルト値となります。

getargvalues( frame)
指定したフレームに渡された引数の情報を取得します。戻り値は長さ4のタプ ルで、次の値を返します:(args, varargs, varkw, locals)argsは引数名のリストです(ネストしたリストが格納 される場合があります)。varargsvarkw*引数と **引数の名前で、引数がなければNoneとなります。 localsは指定したフレームのローカル変数の辞書です。

formatargspec( args[, varargs, varkw, defaults, formatarg, formatvarargs, formatvarkw, formatvalue, join])
getargspec()で取得した4つの値を読みやすく整形します。 format* 引数はオプションで、名前と値を文字列に変換する整形関数を指定する 事ができます。

formatargvalues( args[, varargs, varkw, locals, formatarg, formatvarargs, formatvarkw, formatvalue, join])
getargvalues()で取得した4つの値を読みやすく整形します。 format* 引数はオプションで、名前と値を文字列に変換する整形関数を指定する 事ができます。

getmro( cls)
clsクラスの基底クラス(cls自身も含む)を、メソッドの優先順 位順に並べたタプルを返します。結果のリスト内で各クラスは一度だけ格納さ れます。メソッドの優先順位はクラスの型によって異なります。非常に特殊な ユーザ定義のメタクラスを使用していない限り、clsが戻り値の先頭要 素となります。

ご意見やご指摘をお寄せになりたい方は、 このドキュメントについて... をご覧ください。