14.5.10.1 環境設定のための関数

以下の関数で logging モジュールの環境設定をします。 これらの関数は、logging.config にあります。 これらの関数の使用はオプションです -- logging モジュールはこれらの関数を使うか、 (logging 自体で 定義されている) 主要な API を呼び出し、 logginglogging.handlers で宣言されているハンドラを定義することで 設定することができます。

fileConfig( fname[, defaults])
ログ記録の環境設定をファイル名 fname の ConfigParser 形式ファイル から読み出します。この関数はアプリケーションから何度も呼び出すことが でき、これによって、(設定の選択と、選択された設定を読み出す機構を デベロッパが提供していれば) 複数のお仕着せの設定からエンドユーザが 選択するようにできます。ConfigParser に渡すためのデフォルト値は defaults 引数で指定できます。

listen( [port])
指定されたポートでソケットサーバを開始し、新たな設定を待ち受け (listen) ます。ポートが指定されなければ、モジュールのデフォルト設定 である DEFAULT_LOGGING_CONFIG_PORT が使われます。 ログ記録の環境設定は fileConfig() で処理できるような ファイルとして送信されます。 Thread インスタンスを返し、サーバを開始するために start() を呼び、適切な状況で join() を 呼び出すことができます。サーバを停止するには stopListening() を呼んでください。 設定を送るには、まず設定ファイルを読み、それを4バイトからなる長さを struct.pack('>L', n) を使ってバイナリにパックしたものを 前に付けたバイト列としてソケットに送ります。

stopListening( )
listen() を呼び出して作成された、待ち受け中のサーバを 停止します。通常 listen() の戻り値に対して join() が呼ばれる前に呼び出します。

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