13.12 dumbdbm -- 可搬性のある DBM 実装

注意: dumbdbm モジュールは、 anydbm が安定なモジュールを 他に見つけることができなかった際の最後の手段とされています。 dumbdbm モジュールは速度を重視して書かれているわけではなく、 他のデータベースモジュールのように重い使い方をするためのものでは ありません。

dumbdbm モジュールは永続性辞書に類似したインタフェースを 提供し、全て Python で書かれています。 gdbmbsddb といったモジュールと異なり、 外部ライブラリは必要ありません。他の永続性マップ型のように、 キーおよび値は常に文字列でなければなりません。

このモジュールでは以下の内容を定義してします:

exception error
I/O エラーのような dumbdbm 特有のエラーの際に送出されます。 不正なキーを指定したときのような、一般的な対応付けエラーの際には KeyError が送出されます。

open( filename[, flag[, mode]])
dumbdbm データベースを開き、 dubmdbm オブジェクトを返します。 filename 引数はデータベースファイル名の雛型 (特定の拡張子を もたないもの) です。dumbdbm データベースが生成される際、 .dat および .dir の拡張子を持ったファイルが生成されます。

オプションの flag 引数は現状では無視されます; データベースは 常に更新のために開かれ、存在しない場合には新たに作成されます。

オプションの mode 引数は Unix におけるファイルのモードで、 データベースを作成する際に使われます。デフォルトでは 8 進コード の 0666 になっています (umask によって修正を受けます)。 バージョン 2.2 で 変更 された仕様: mode 引数は以前のバージョンでは無視されます

参考:

anydbm:モジュール
dbm 形式のデータベースに対する汎用インタフェース。.
dbm:モジュール
DBM/NDBM ライブラリに対する同様のインタフェース。.
gdbm:モジュール
GNU GDBM ライブラリに対する同様のインタフェース。.
shelve:モジュール
非文字列データを記録する永続化モジュール。.
whichdb:モジュール
既存のデータベースの形式を判定するために使われるユーティリティモジュール。.



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