7.15 uu -- uuencode形式のエンコードとデコード

このモジュールではファイルをuuencode形式(任意のバイナリデータをASCII文字列 に変換したもの)にエンコード、デコードする機能を提供します。 引数としてファイルが仮定されている所では、ファイルのようなオブジェクトが 利用できます。後方互換性のために、パス名を含む文字列も利用できるようにし ていて、対応するファイルを開いて読み書きします。しかし、このインターフェー スは利用しないでください。呼び出し側でファイルを開いて(Windowsでは 'rb''wb'のモードで)利用する方法が推奨されます。

このコードはLance Ellinghouseによって提供され、Jack Jansenによって更新さ れました。

uuモジュールでは以下の関数を定義しています。

encode( in_file, out_file[, name[, mode]])
in_fileout_fileにエンコードします。 エンコードされたファイルには、デフォルトでデコード時に利用される namemodeを含んだヘッダがつきます。省略された場合には、 in_fileから取得された名前か'-' という文字と、0666 がそれぞれデフォルト値として与えられます。

decode( in_file[, out_file[, mode]])
uuencode形式でエンコードされたin_fileをデコードして varout_fileに書き出します。もしout_fileがパス名でかつファイルを 作る必要があるときには、 modeがパーミッションの設定に使われます。 out_filemodeのデフォルト値はin_fileのヘッダから取得 されます。しかし、ヘッダで指定されたファイルが既に存在していた場合は、 uu.Errorが起きます。

誤った実装のuuencoderによる入力で、エラーから復旧できた場合、 decode()は標準エラー出力に警告を表示するかもしれません。 quietを真にすることでこの警告を抑制することができます。

例外 Error( )
Exceptionのサブクラスで、uu.decode()によって、さ まざまな状況で起きる可能性があります。上で紹介された場合以外にも、ヘッダ のフォーマットが間違っている場合や、入力ファイルが途中で区切れた場合に も起きます。

参考:

binascii:モジュール
ASCII からバイナリへ、バイナリからASCIIへの 変換をサポートするモジュール。.

ご意見やご指摘をお寄せになりたい方は、 このドキュメントについて... をご覧ください。