16.1.1 ラージファイルのサポート

いくつかのオペレーティングシステム (AIX, HPIX, Irix および Solaris が含まれます) は、int および long を 32 ビット値と する C プログラムモデルで 2Gb を超えるサイズのファイルのサポート を提供しています。このサポートは典型的には 64 ビット値のオフセット 値と、そこからの相対サイズを定義することで実現しています。この ようなファイルは時にラージファイル (large files) と呼ばれます。

Python では、off_t のサイズが long より大きく、 かつ long long 型を利用することができて、少なくとも off_t 型と同じくらい大きなサイズである場合、ラージファイルの サポートが有効になります。この場合、ファイルのサイズ、オフセットおよび Python の通常整数型の範囲を超えるような値の表現には Python の長整数型が 使われます。例えば、ラージファイルのサポートは Irix の最近のバージョン では標準で有効ですが、Solaris 2.6 および 2.7 では、以下のように する必要があります:

CFLAGS="`getconf LFS_CFLAGS`" OPT="-g -O2 $CFLAGS" \
        ./configure

On large-file-capable Linux systems, this might work:

CFLAGS='-D_LARGEFILE64_SOURCE -D_FILE_OFFSET_BITS=64' OPT="-g -O2 $CFLAGS" \
        ./configure

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