23.3.6 TestSuite オブジェクト

TestSuiteオブジェクトはTestCaseとよく似た動作をします が、実際のテストは実装せず、一まとめにに実行するテストのグループをまとめ るために使用します。TestSuiteには以下のメソッドが追加されていま す:

addTest( test)
TestCase又はTestSuiteのインスタンスをスイートに追加し ます。

addTests( tests)
イテラブルtestsに含まれる全てのTestCase又は TestSuiteのインスタンスをスイートに追加します。

このメソッドはtest上のイテレーションをしながらそれぞれの要素に addTest()を呼び出すのと等価です。

TestSuiteクラスはTestCaseと以下のメソッドを共有します:

run( result)
スイート内のテストを実行し、結果をresultで指定した結果オブジェク トに収集します。TestCase.run()と異なり、 TestSuite.run()では必ず結果オブジェクトを指定する必要がありま す。

debug( )
このスイートに関連づけられたテストを結果を収集せずに実行します。 これによりテストで送出された例外は呼び出し元に伝わるようになり、 デバッガの下でのテスト実行をサポートできるようになります。

countTestCases( )
このテストオブジェクトによって表現されるテストの数を返します。 これには個別のテストと下位のスイートも含まれます。

通常、TestSuiterun()メソッドはTestRunnerが起 動するため、ユーザが直接実行する必要はありません。

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