3.11.1 モジュール

モジュールに対する唯一の特殊な演算は属性へのアクセス: m.name です。ここで m はモジュールで、 namem のシンボルテーブル上に定義された名前に アクセスします。モジュール属性も代入することができます。 (import 文は、厳密にいえば、モジュールオブジェクトに 対する演算です; import foofoo と名づけられた モジュールオブジェクトが存在することを必要とはせず、 むしろ foo と名づけられた (外部の) モジュールの定義 を必要とします。)

各モジュールの特殊なメンバは __dict__ です。 これはモジュールのシンボルテーブルを含む辞書です。 この辞書を修正すると、実際にはモジュールのシンボルテーブルを変更 しますが、__dict__ 属性を直接代入することはできません (m.__dict__['a'] = 1 と書いて m.a1 に定義することはできますが、m.__dict__ = {} と 書くことはできません) 。 __dict__ を直接編集するのは推奨されません。

インタプリタ内に組み込まれたモジュールは、 <module 'sys' (built-in)> のように書かれます。 ファイルから読み出された場合、 <module 'os' from '/usr/local/lib/python2.5/os.pyc'> と書かれます。

ご意見やご指摘をお寄せになりたい方は、 このドキュメントについて... をご覧ください。