26.4.1 警告カテゴリ

警告カテゴリを表現する組み込み例外は数多くあります。このカテゴリ化は 警告をグループごとフィルタする上で便利です。現在以下の警告カテゴリ クラスが定義されています:

クラス 記述
Warning 全ての警告カテゴリクラスの基底クラスです。 Exception のサブクラスです。
UserWarning warn() の標準のカテゴリです。
DeprecationWarning その機能が廃用化されていることを示す 警告カテゴリの基底クラスです。
SyntaxWarning その文法機能があいまいであることを示す警告 カテゴリの基底クラスです。
RuntimeWarning その実行時システム機能があいまいであることを 示す警告カテゴリの基底クラスです。
FutureWarning その構文の意味付けが将来変更される予定である ことを示す警告カテゴリの基底クラスです。
PendingDeprecationWarning 将来その機能が廃用化されることを示す 警告カテゴリの基底クラスです(デフォルトでは無視されます)。
ImportWarning モジュールのインポート処理中に引き起こされる 警告カテゴリの基底クラスです(デフォルトでは無視されます)。
UnicodeWarning Unicode に関係した警告カテゴリの基底クラスです。

これらは技術的には組み込み例外ですが、概念的には警告メカニズムに 属しているのでここで記述されています。

標準の警告カテゴリをユーザの作成したコード上でサブクラス化することで、 さらに別の警告カテゴリを定義することができます。 警告カテゴリは常に Warning クラスのサブクラスでなければ なりません。

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