2.4.2 文字列リテラルの結合 (concatenation)

複数の文字列リテラルは、互いに異なる引用符を使っていても (空白文字で区切って) 隣接させることができ、その意味は各々の文字列を 結合したものと同じになります。したがって、"hello" 'world'"helloworld" と同じになります。この機能を使うと、長い文字列を 分離して、複数行にまたがらせる際に便利です。また、部分文字列ごとに コメントを追加することもできます。例えば:

re.compile("[A-Za-z_]"       # letter or underscore
           "[A-Za-z0-9_]*"   # letter, digit or underscore
          )

この機能は文法レベルで定義されていますが、スクリプトをコンパイルする 際の処理として実現されることに注意してください。実行時に文字列表現を 結合したければ、 `+' 演算子を使わなければなりません。また、リテラルの 結合においては、結合する各要素に異なる引用符形式を使える (raw 文字列 と三重引用符を混ぜることさえできます) ので注意してください。

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