このモジュールはいつでも利用できます。標準 C で定義されている数学関数に アクセスすることができます。
これらの関数で複素数を使うことはできません。複素数に対応する必要がある ならば、 cmath モジュールにある同じ名前の関数を使ってくだ さい。ほとんどのユーザーは複素数を理解するのに必要なだけの数学を勉強し たくないので、複素数に対応した関数と対応していない関数の区別がされてい ます。これらの関数では複素数が利用できないため、引数に複素数を渡される と、複素数の結果が返えるのではなく例外が発生します。その結果、プログラ マは、そもそもどういった理由で例外がスローされたのかに早い段階で気づく 事ができます。5.1
このモジュールでは次の関数が用意されています。 特に明示的に指定されていなければ、戻り値は全て浮動小数点数となります:
x) |
x) |
x) |
y, x) |
atan(y / x)
の逆正接を返します。
x) |
x) |
x) |
x) |
x) |
e**x
を返します。
x) |
x) |
x, y) |
fmod(x, y)
を返します。
Python の x % y
という式が同じ結果を返さないかもしれないことに注意してください。
x) |
(m, e)
のペアとして返します。
x == m * 2**e
というように、mはfloat型でeはint型です。
x がゼロの場合は、 (0.0, 0)
を返し、それ以外の場合は、
0.5 <= abs(m) < 1
です。
x, y) |
sqrt(x*x + y*y)
)を返します。
x, i) |
x * (2**i)
を返します。
x[, base]) |
x) |
x) |
x, y) |
x**y
を返します。
x) |
x) |
x) |
x) |
x) |
x) |
frexp()と modf() は C のものとは異なった呼び出し/返し パターンを持っていることに注意してください。引数を1つだけ受け取り、1組のペアに なった値を返すので、2つ目の戻り値を`出力引数'(Python にそのようなものはありません) 経由で返したりはしません。
このモジュールでは2つの数学定数も定義されています。
math.log(0)
が -Inf
を返すか ValueError
または OverflowError を送出するかは不定であり、
math.log(0)
が OverflowError を送出する場合において
math.log(0L)
が ValueError を送出するときもあります。
参考資料: