IRIXプラットフォームで利用できます。
このモジュールはSilicon Graphics CD ライブラリへのインターフェースを提供 します。 Silicon Graphics システムだけで利用可能です。
ライブラリは以下のように使われます。
CD-ROMデバイスをopen()で開き、 createparser()でCDからデータをパースするためのパーザを作りま す。 open()で返されるオブジェクトはCDからデータを読み込むのに使わ れますが、CD-ROMデバイスのステータス情報や、CDの情報、たとえば目次などを 得るのにも使われます。 CDから得たデータはパーザに渡され、パーザはフレームをパースし、あらかじめ 加えられたコールバック関数を呼び出します。
オーディオCDはトラックtracksあるいはプログラムprograms(同じ 意味で、どちらかの用語が使われます)に分けられます。 トラックはさらにインデックスindicesに分けられます。 オーディオCDは、CD上の各トラックのスタート位置を示す 目次table of contentsを持っています。 インデックス0は普通、トラックの始まりの前のポーズです。 目次から得られるトラックのスタート位置は通常、インデックス1のスタート位 置です。
CD上の位置は2通りの方法で得ることができます。 それはフレームナンバーと、分、秒、フレームの3つの値からなるタプ ルの2つです。 ほとんどの関数は後者を使います。 位置はCDの開始位置とトラックの開始位置の両方に相対的になります。
モジュールcdは、以下の関数と定数を定義しています:
) |
minutes, seconds, frames) |
(minutes, seconds,
frames)
の3つ組の表現を、相当するCDのフレームナンバーに変換しま
す。
[device[, mode]]) |
'/dev/scsi/sc0d4l0'
あるいはNone
です。
もし省略したり、None
なら、ハードウエアが検索されてCD-ROMデバイス
を割り当てます。
modeは、省略しないなら'r'
にすべきです。
このモジュールでは以下の変数を定義しています:
audio
タイプのコールバックへ渡されるオーディオデータのサイ
ズです。
以下の変数はgetstatus()で返されるステータス情報です: