12.6 mimetools -- MIME メッセージを解析するためのツール

リリース 2.3 で撤廃されました。 email パッケージを mimetoolsモジュールより 優先して使うべきです。この モジュールは、下位互換性維持のためにのみ 存在しています。

このモジュールは、 rfc822 モジュールの Message クラスのサブクラスと、マルチパートMIME や符合化メッセージの操作に 役に立つ多くのユーティリティ関数を定義しています。

これには以下の項目が定義されています:

クラス Message( fp[, seekable])
Message クラスの新しいインスタンスを返します。これは、 rfc822.Message クラスのサブクラスで、いくつかの追加のメソッドが あります(以下を参照のこと)。 seekable 引数は、 rfc822.Messageの ものと同じ意味を持ちます。

choose_boundary( )
パートの境界として使うことができる見込みが高いユニークな文字列を返します。 その文字列は、 'hostipaddr.uid.pid.timestamp.random' の形をしています。

decode( input, output, encoding)
オープンしたファイルオブジェクト input から、許される MIME encoding を使って符号化されたデータを読んで、オープンされたファイルオブジェクト output に復号化されたデータを書きます。 encoding に許される値は、 'base64', 'quoted-printable', 'uuencode', 'x-uuencode', 'uue', 'x-uue', '7bit', および '8bit'です。'7bit' あるいは '8bit' で符号化された メッセージを復号化しても何も効果がありません。入力が出力に単純にコピーされるだけです。

encode( input, output, encoding)
オープンしたファイルオブジェクト input からデータを読んで、 それを許される MIME encoding を使って符号化して、オープンした ファイルオブジェクト output に書きます。 encoding に許される値は、[methoddecode()のものと同じです。

copyliteral( input, output)
オープンしたファイル inputから行を EOF まで読んで、 それらをオープンしたファイル output に書きます。

copybinary( input, output)
オープンしたファイル inputからブロックを EOF まで読んで、 それらをオープンしたファイル output に書きます。 ブロックの大きさは現在 8192 に固定されています。

参考:

email:モジュール
圧縮電子メール操作パッケージ; mimetools モジュールに委譲。.
rfc822:モジュール
mimetools.Messageのベースクラスを提供する。.
multifile:モジュール
MIME データのような、別個のパーツを含む ファイルの読み込みをサポート。.
http://www.cs.uu.nl/wais/html/na-dir/mail/mime-faq/.html
MIME でよく訊ねられる質問。MIMEの概要に関しては、 この文書の Part 1 の質問 1.1 への答えを見ること。



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