6.29.7 Filter オブジェクト

FilterHandlerLogger によって利用され、 レベルによる制御よりも洗練されたフィルタ処理を提供します。基底の フィルタクラスでは、ロガーの階層構造のある点よりも下層にあるイベント だけを通過させます。例えば、"A.B" で初期化されたフィルタは ロガー "A.B"、 "A.B.C"、 "A.B.C.D"、 "A.B.D" などでログ記録された イベントを通過させます。しかし、 "A.BB"、"B.A.B" などは通過させません。 空の文字列で初期化された場合、全てのイベントを通過させます。

クラス Filter( [name])
Filter クラスのインスタンスを返します。 name が指定されて いれば、name はロガーの名前を表します。指定されたロガーとその子ロガー のイベントがフィルタを通過できるようになります。name が指定 されなければ、全てのイベントを通過させます。

filter( record)
指定されたレコードがログされているか? されていなければゼロを、 されていればゼロでない値を返します。適切と判断されれば、このメソッド によってレコードは in place で修正されることがあります。

ご意見やご指摘をお寄せになりたい方は、 このドキュメントについて... をご覧ください。