注意:
以下の構図は図版をもとに書き下ろしたものです。このドキュメントの
今後のバージョンでは、図版をもっと直接的に利用する予定です。
上から下に、呼び出しの階層構造を説明してゆきます:
- あなたのアプリケーション (Python)
- まず、 Python アプリケーションがTkinterを呼び出します。
- Tkinter ( Python モジュール)
- 上記の呼び出し (例えば、ボタンウィジェットの作成) は、
Tkinter モジュール内で実現されており、Python で書かれています。
この Python で書かれた関数は、コマンドと引数を解析して変換し、あたかも
コマンドが Python スクリプトではなく Tk スクリプトから来たように
みせかけます。
- tkinter (C)
- 上記のコマンドと引数は tkinter
(小文字です。注意してください) 拡張モジュール内の C 関数に渡されます 。
- Tk Widgets (C and Tcl)
- 上記の C 関数は、Tk ライブラリを構成する C 関数の入った別の C
モジュールへの呼び出しを行えるようになっています。
Tk は C と Tcl を少し使って実装されています。
Tk ウィジェットの Tcl 部分は、ウィジェットのデフォルト動作をバインド
するために使われ、Python で書かれたTkinter モジュールが
import される時点で一度だけ実行されます。(ユーザがこの過程を目にする
ことはありません。
- Tk (C)
- Tkウィジェットの Tk 部分で実装されている最終的な対応付け操作によって...
- Xlib (C)
- Xlib ライブラリがスクリーン上にグラフィックスを描きます。
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