Tkのクラスコマンドは、Tkinterのクラスコンストラクタに対応しています。
button .fred =====> fred = Button()
オブジェクトの親 (master) は、オブジェクトの作成時に指定した新たな名前から 非明示的に決定されます。Tkinter では親を明示的に指定します。
button .panel.fred =====> fred = Button(panel)
Tk の設定オプションは、ハイフンをつけたタグと値の組からなるリストで 指定します。Tkinter では、オプションはキーワード引数にして インスタンスのコンストラクタに指定したり、config に キーワード引数を指定して呼び出したり、インデクス指定を使って インスタンスに代入したりして設定します。オプションの設定については 16.1.6 節を参照してください。
button .fred -fg red =====> fred = Button(panel, fg = "red") .fred configure -fg red =====> fred["fg"] = red OR ==> fred.config(fg = "red")
Tk でウィジェットにアクションを実行させるには、ウィジェット名を コマンドにして、その後にアクション名を続け、必要に応じて引数 (オプション) を続けます。 Tkinter では、クラスインスタンスの メソッドを呼び出して、ウィジェットのアクションを呼び出します。 あるウィジェットがどんなアクション (メソッド) を実行できるかは、 Tkinter.py モジュール内にリストされています。
.fred invoke =====> fred.invoke()
Tk でウィジェットを packer (ジオメトリマネジャ) に渡すには、 pack コマンドをオプション引数付きで呼び出します。 Tkinter では Pack クラスがこの機能すべてを握っていて、 様々な pack の形式がメソッドとして実装されています。 Tkinter のウィジェットは全て Packer からサブクラス化 されているため、pack 操作にまつわる全てのメソッドを継承しています。 Form ジオメトリマネジャに関する詳しい情報については Tix モジュールのドキュメントを参照してください。
pack .fred -side left =====> fred.pack(side = "left")
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