Macintoshプラットフォームで利用できます。
このモジュールは、Python インタプリタ内の MacOS 固有の機能に対するアク セスを提供します。例えば、インタプリタのイベントループ関数などです。十 分注意して利用してください。
モジュール名が大文字で始まることに注意してください。これは昔からの約束 です。
'carbon'
か 'macho'
のいずれかです。現在利用している
Python が Mac OS X および Mac OS 9互換性をもつ CarbonLib 形式、あるい
は Mac OS X のみの Mach-O 形式をのどちらであるか判断できます。Python
の初期のバージョンでは、値がさらに古い Mac OS 8 ランタイムモデル用の
'ppc'
である事があります。
'static'
、Mac OS X framework
で構築した Python は 'framework'
、標準の unix 共有ライブラリ
(shared library)で構築された Python は 'shared'
、Mac OS 9 互換
Python では 'cfm'
となります。
handler) |
イベントハンドラをクリアするには、パラメータなしで SetEventHandler() を呼び出します。既にイベントハンドラがセッ トされているのに、さらにセットしようとするとエラーになります。
有効性:MacPython-OS9
[doint[, evtmask[, besocial[, interval[, bgyield]]]]]) |
これはインタプリタの内部ループイベントハンドラに影響を与えます。 Interval は、インタプリタがどれだけの頻度(浮動小数点数の秒で表わさ れる)でイベント処理コードに入るかを指定します。真なら doint は割 り込み(コマンドドット)チェックが行われます。evtmask はインタプリ タに、イベントをマスクして (再描画、他のアプリケーションに切り替わるマ ウスクリックなど)イベント処理するよう指示します。besocial フラグは、 他のプロセスが動作するチャンスを与えます。Python が最前面で動いている 時は、最小限の実行時間が割り当てられ、Python が背景にある場合は、 interval 当りに bgyield 秒が与えられます。
全てのパラメータはオプションで、現在の値がデフォルト値となります。この 関数で返される値は、これらのオプションの既存の値からなるタプルです。デ フォルトの初期値は、全ての処理がオンで、チェックは 1/4 秒毎、バックグ ラウンドで動作している場合はプロセッサも 1/4 秒毎に割り当てられます。
最も一般的な使用ケースは完全にインタープリタメインループ中の処理をで
きなくするために SchedParams(0, 0)
を呼ぶことです。
有効性:MacPython-OS9
ev) |
イベントレコード ev を Python のイベントループに渡す、というより
は、sys.stdout
ウィンドウ(Pythonをビルドしたコンパイラにもとづ
いて) のハンドラに渡されることになります。こうすると、Python プログラ
ムが独自のイベント処理を行え、コマンドピリオドやウィンドウの切り替えが
行えます。
SetEventHandler() でセットしたイベントハンドラからこの関数 を呼びだそうとすると、例外が生じます。
有効性:MacPython-OS9
errno) |
MacOSのエラーコード errno のテキスト表現を返します。
resid) |
この関数は、resid で与えた DLOG リソースの内容で、スプラッシュウィ ンドウを画面に表示します。引数なしで呼びだすと、スプラッシュ画面を取り 除きます。拡張モジュールをたくさんロードさせる前に、初期化のタイミング でアプレットにスプラッシュ画面を表示させたいときに、この関数が便利でしょ う。
有効性:MacPython-OS9
message [, object]) |
Mac OS 9上では、メッセージ message を出してローレベルデバッガに 入ります。オプションの object 引数は使われませんが、デバッガから 内容を容易に検査することができます。Mac OS X 上では 文字列が単に stderr に印字されます。
この関数を使うときは十分気を付けてください。MacsBug などのローレベルデ バッガがインストールされていない場合は、システムがクラッシュしてしまい ます。この関数は主に Python 拡張モジュールの開発者のために用意されてい ます。
) |
ベルを鳴らします。
) |
システム起動時からのチック数(clock ticks、1/60秒)を得ます。
file) |
2つの4文字の文字列としてファイルクリエータおよびファイルタイプを返しま
す。file 引数はパスもしくは、FSSpec
、FSRef
オブジェ
クトを与える事ができます。
file, creator, type) |
ファイルクリエータおよびファイルタイプを設定します。file 引数は
パスもしくは、FSSpec
、FSRef
オブジェクトを与える事ができ
ます。creator と type は4文字の文字列が必要です。
name [, mode]) |
ファイルのリソースフォークを開きます。引数は組み込み関数 open() と同じです。返されたオブジェクトはファイルのように 見えるかもしれませんが、これは Python のファイルオブジェクトではあり ませんので扱いに微妙な違いがあります。
) |
現在のプロセスが動作しているウィンドウマネージャにアクセスします。例え
ば、Mac OS X サーバー上、あるいは SSH でログインしている、もしくは現在
のインタープリタがフルブローンアプリケーションバンドル(fullblown
application bundle)から起動されていない場合などのような、ウィンドウマネー
ジャが存在しない場合は False
を返します。
Mac OS 9 上ではこの関数はつねに True
を返します。