2.6 macostools -- ファイル操作を便利にするルーチン集

Macintoshプラットフォームで利用できます。

このモジュールには、Macintosh 上でのファイル操作を便利にするための ルーチンがいくつか入っています。全てファイルパラメタは,パス名か FSRef またはFSSpec オブジェクトで指定できます。 このモジュールは、リソースフォークつきファイル (forked file) をサポート するファイルシステムを想定しているので、UFSパーティションに使っては なりません.

macostools モジュールでは以下の関数を定義しています。

copy( src, dst[, createpath[, copytimes]])
ファイルsrcdstへコピーします。 createpath が真なら、必要に応じてdstに至るまでのフォルダ を作成します。 このメソッドはデータとリソースフォーク,そしていくつかのファインダ情報 (クリエータ、タイプ、フラグ) をコピーします。オプションの copytypes を指定すると,作成日、修正日、バックアップ日の情報のコピー (デフォルトでは コピーします) を制御できます。カスタムアイコン、コメント、アイコン位置は コピーされません。

copytree( src, dst)
srcからdstへ再帰的にファイルのツリーをコピーします。 必要に応じてフォルダを作成してゆきます.srcdstはパス名で 指定しなければなりません。

mkalias( src, dst)
srcを示すファインダエイリアスdstを作成します。

touched( dst)
ファイルdstのクリエータやタイプなどのファインダ情報が変わったこと をファインダに知らせます。 ファイルはパス名かFSSpecで指定できます。この呼び出しは, ファインダにアイコンを再描画させるよう命令します。

BUFSIZ
copyに用いるバッファサイズで、デフォルトは 1 メガバイトです。

Apple のドキュメントでは,ファインダエイリアスの作成プロセスを規定して いません.そのため,mkalias() で作成したエイリアスが互換性の ない振る舞いをする可能性があるので注意してください。

ご意見やご指摘をお寄せになりたい方は、 このドキュメントについて... をご覧ください。