8.6.2.4 DocumentType オブジェクト
文書で宣言されている記法 (notation) やエンティティ (entity)
に関する (外部サブセット(external subset) がパーザから利用でき、情報
を提供できる場合にはそれも含めた) 情報は、 DocumentType
オブジェクトから手に入れることができます。文書の DocumentType
は、Document オブジェクトの doctype 属性で入手することが
できます; 文書の DOCTYPE
宣言がない場合、文書の doctype
属性は、このインタフェースを持つインスタンスの代わりに None
に設定されます。
DocumentType は Node を特殊化したもので、以下の
属性を加えています:
- publicId
-
文書型定義 (document type definition) の外部サブセットに対する
公開識別子 (public identifier) です。文字列または
None
になります。
- systemId
-
文書型定義 (document type definition) の外部サブセットに対する
システム識別子 (system identifier) です。文字列の URI または
None
になります。
- internalSubset
-
ドキュメントの完全な内部サブセットを与える文字列です。
サブセットを囲むブラケットは含みません。ドキュメントが内部サブセット
を持たない場合、この値は
None
です。
- name
-
DOCTYPE
宣言でルート要素の名前が与えられている場合、その
値になります。
- entities
-
外部エンティティの定義を与える NamedNodeMap です。
複数回定義されているエンティティに対しては、最初の定義だけが
提供されます (その他は XML 勧告での要求仕様によって無視されます)。
パーザによって情報が提供されないか、エンティティが定義されていない
場合には、この値は
None
になることがあります。
- notations
-
記法の定義を与える NamedNodeMap です。
複数回定義されている記法名に対しては、最初の定義だけが
提供されます (その他は XML 勧告での要求仕様によって無視されます)。
パーザによって情報が提供されないか、エンティティが定義されていない
場合には、この値は
None
になることがあります。
リリース 2.5 ,19th September, 2006 更新
ご意見やご指摘をお寄せになりたい方は、 このドキュメントについて... をご覧ください。