8.6.2.2 Node オブジェクト
XML 文書の全ての構成要素は Node のサブクラスです。
- nodeType
-
ノード (node) の型を表現する整数値です。型に対応する以下の
シンボル定数:
ELEMENT_NODE 、 ATTRIBUTE_NODE 、
TEXT_NODE 、 CDATA_SECTION_NODE 、
ENTITY_NODE 、 PROCESSING_INSTRUCTION_NODE 、
COMMENT_NODE 、 DOCUMENT_NODE 、
DOCUMENT_TYPE_NODE 、 NOTATION_NODE 、
が Node オブジェクトで定義されています。
読み出し専用の属性です。
- parentNode
-
現在のノードの親ノードか、文書ノードの場合には
None
になります。この値は常に Node オブジェクトか None
になります。Element ノードの場合、この値はルート要素
(root element) の場合を除き親要素 (parent element) となり、
ルート要素の場合には Document オブジェクトとなります。
Attr ノードの場合、この値は常に None
となります。
読み出し専用の属性です。
- attributes
-
属性オブジェクトの NamedNodeMap です。要素だけがこの属性に
実際の値を持ちます; その他のオブジェクトでは、この属性を
None
にします。
読み出し専用の属性です。
- previousSibling
-
このノードと同じ親ノードを持ち、直前にくるノードです。例えば、
self 要素のの開始タグの直前にくる終了タグを持つ要素です。
もちろん、XML 文書は要素だけで構成されているだけではないので、
直前にくる兄弟関係にある要素 (sibling) はテキストやコメント、
その他になる可能性があります。このノードが親ノードにおける
先頭の子ノードである場合、属性値は
None
になります。
読み出し専用の属性です。
- nextSibling
-
このノードと同じ親ノードを持ち、直後にくるノードです。例えば、
previousSibling も参照してください。
このノードが親ノードにおける末尾頭の子ノードである場合、
属性値は
None
になります。
読み出し専用の属性です。
- childNodes
-
このノード内に収められているノードからなるリストです。
読み出し専用の属性です。
- firstChild
-
このノードに子ノードがある場合、その先頭のノードです。
そうでない場合
None
になります。
読み出し専用の属性です。
- lastChild
-
このノードに子ノードがある場合、その末尾のノードです。
そうでない場合
None
になります。
読み出し専用の属性です。
- localName
-
tagName にコロンがあれば、コロン以降の部分に、なければ
tagName 全体になります。値は文字列です。
- prefix
-
tagName のコロンがあれば、コロン以前の部分に、なければ
空文字列になります。値は文字列か、
None
になります。
- namespaceURI
-
要素名に関連付けられた名前空間です。文字列か
None
に
なります。読み出し専用の属性です。
- nodeName
-
この属性はノード型ごとに異なる意味を持ちます; 詳しくは DOM 仕様を
参照してください。この属性で得られることになる情報は、全てのノード
型では tagName 、属性では name プロパティといった
ように、常に他のプロパティで得ることができます。全てのノード型で、
この属性の値は文字列か
None
になります。
読み出し専用の属性です。
- nodeValue
-
この属性はノード型ごとに異なる意味を持ちます; 詳しくは DOM 仕様を
参照してください。その序今日は nodeName と似ています。
この属性の値は文字列か
None
になります。
-
ノードが何らかの属性を持っている場合に真を返します。
-
ノードが何らかの子ノードを持っている場合に真を返します。
-
other がこのノードと同じノードを参照している場合に真を返します。
このメソッドは、何らかのプロキシ (proxy) 機構を利用するような DOM
実装で特に便利です (一つ以上のオブジェクトが同じノードを参照
するかもしれないからです)。
注意:
このメソッドは DOM レベル 3 API で提案されており、まだ
``ワーキングドラフト(working draft)'' の段階です。しかし、
このインタフェースだけは議論にはならないと考えられます。
W3C による変更は必ずしも Python DOM インタフェースにおける
このメソッドに影響するとは限りません (ただしこのメソッドに
対する何らかの新たな W3C API もサポートされるかもしれません)。
-
現在のノードの子ノードリストの末尾に新たな子ノードを追加し、
newChild を返します。
insertBefore( |
newChild, refChild) |
-
新たな子ノードを既存の子ノードの前に挿入します。refChild
は現在のノードの子ノードである場合に限られます; そうでない場合、
ValueError が送出されます。
newChild が返されます。
もしrefChildが
None
なら、newChildを子ノードリストの
最後に挿入します。
-
子ノードを削除します。oldChild はこのノードの子ノードでなければ
なりません。そうでない場合、ValueError が送出されます。
成功した場合 oldChild が返されます。
oldChild をそれ以降使わない場合、unlink() メソッドを
呼び出さなければなりません。
replaceChild( |
newChild, oldChild) |
-
既存のノードと新たなノードを置き換えます。この操作は oldChild
が現在のノードの子ノードである場合に限られます; そうでない場合、
ValueError が送出されます。
-
一続きのテキスト全体を一個の Text インスタンスとして保存する
ために隣接するテキストノードを結合します。これにより、多くの
アプリケーションで DOM ツリーからのテキスト処理が簡単になります。
バージョン 2.1 で 新たに追加 された仕様です。
-
このノードを複製 (clone) します。deep を設定すると、子ノードも
同様に複製することを意味します。複製されたノードを返します。
リリース 2.5 ,19th September, 2006 更新
ご意見やご指摘をお寄せになりたい方は、 このドキュメントについて... をご覧ください。