30.11 pickletools -- pickle 開発者のためのツール群

バージョン 2.3 で 新たに追加 された仕様です。

このモジュールには、pickle モジュールの詳細に関わる 様々な定数や実装に関する長大なコメント、そして pickle 化されたデータ を解析する上で有用な関数をいくつか定義しています。このモジュールの内容は pickle および cPickle の実装に関わっている Python core 開発者にとって有用なものです; 普通の pickle 利用者に とっては、pickletools モジュールはおそらく関係ないものでしょう。

dis( pickle[, out=None, memo=None, indentlevel=4])
pickle をシンボル分解 (symbolic disassembly) した内容を ファイル類似オブジェクトout (デフォルトではsys.stdout) に出力します。pickle は文字列にもファイル類似オブジェクトにも できます。memo は Python 辞書型で、 pickle のメモに使われます。 同じ pickler の生成した複数の pickle 間にわたってシンボル分解を行う 場合に使われます。ストリーム中でMARK opcode で表される 継続レベル (successive level) はindentlevel に指定したスペース 分インデントされます。

genops( pickle)
pickle 内の全ての opcode を取り出すイテレータを返します。このイテレータは (opcode, arg, pos) の三つ組みからなる配列を 返します。 opcodeOpcodeInfo クラスのインスタンスのクラスです。 argopcode の引数としてデコードされた Python オブジェクトの 値です。posopcode の場所を表す値です。 pickle は文字列でもファイル類似オブジェクトでもかまいません。
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