18.10 poplib -- POP3 プロトコルクライアント

このモジュールは、 POP3 クラスを定義します。これはPOP3サーバへの 接続と、 RFC 1725 に定められたプロトコルを実装します。 POP3 クラスは minimalとoptinalという2つのコマンドセットをサポートします。 モジュールはPOP3_SSLクラスも提供します。このクラスは下位の プロトコルレイヤーにSSLを使ったPOP3サーバへの接続を提供します。

POP3についての注意事項は、それが広くサポートされているにもかかわらず、 既に時代遅れだということです。幾つも実装されているPOP3サーバーの品質は、 貧弱なものが多数を占めています。もし、お使いのメールサーバーがIMAPを サポートしているなら、 imaplibIMAP4 が 使えます。 IMAPサーバーは、より良く実装されている傾向があります。

poplib モジュールでは、ひとつのクラスが提供されています。

クラス POP3( host[, port])
このクラスが、実際にPOP3プロトコルを実装します。インスタンスが初期化 されるときに、コネクションが作成されます。 port が省略されると、POP3標準のポート(110)が使われます。

クラス POP3_SSL( host[, port[, keyfile[, certfile]]])
POP3 クラスのサブクラスで、SSLでカプセル化されたソケットによる POPサーバへの接続を提供します。 port が指定されていない場合、 POP3-over-SSL標準の995番ポートが使われます。 keyfilecertfile もオプションで - SSL接続に使われる PEMフォーマットの秘密鍵と信頼された##を含みます。

バージョン 2.4 で 新たに追加 された仕様です。

1つの例外が、 poplib モジュールのアトリビュートとして定義されています。

exception error_proto
例外は、すべてのエラーで発生します。例外の理由は文字列としてコンストラクタに 渡されます。

参考:

imaplib:モジュール
The standard Python IMAP module.
Frequently Asked Questions About Fetchmail
POP/IMAPクライアント fetchmail のFAQ。POPプロトコルを ベースにしたアプリケーションを書くときに有用な、POP3サーバの種類や RFCへの適合度といった情報を収集しています。



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