xml.dom には、以下の関数が収められています:
registerDOMImplementation( |
name, factory) |
-
ファクトリ関数 (factory function) factory を名前 name で
登録します。ファクトリ関数は DOMImplementation インタフェース
を実装するオブジェクトを返さなければなりません。ファクトリ関数は
毎回同じオブジェクトを返すこともでき、呼び出されるたびに、特定の実装
(例えば実装が何らかのカスタマイズをサポートしている場合) における、
適切な新たなオブジェクトを返すこともできます。
getDOMImplementation( |
[name[, features]]) |
-
適切な DOM 実装を返します name は、よく知られた DOM 実装の
モジュール名か、
None
になります。None
でない場合、
対応するモジュールを import して、import が成功した場合
DOMImplementation オブジェクトを返します。name が与えられ
ておらず、環境変数 PYTHON_DOM が設定されていた場合、
DOM 実装を見つけるのに環境変数が使われます。
name が与えられない場合、 利用可能な実装を調べて、
指定された機能 (feature) セットを持つものを探します。
実装が見つからなければ ImportError を送出します。
features のリストは (feature, version)
の
ペアからなるシーケンスで、利用可能な DOMImplementation オブジェクト
の hasFeature() メソッドに渡されます。
いくつかの便利な定数も提供されています:
- EMPTY_NAMESPACE
-
DOM 内のノードに名前空間が何も関連づけられていないことを示すために
使われる値です。この値は通常、ノードの namespaceURI の値
として見つかったり、名前空間特有のメソッドに対する namespaceURI
パラメタとして使われます。
バージョン 2.2 で 新たに追加 された仕様です。
- XML_NAMESPACE
-
Namespaces in XML
(4 節) で定義されている、予約済みプレフィクス (reserved prefix)
xml
に関連付けられた名前空間 URI です。
バージョン 2.2 で 新たに追加 された仕様です。
- XMLNS_NAMESPACE
-
Document
Object Model (DOM) Level 2 Core Specification (1.1.8 節)
で定義されている、名前空間宣言への名前空間 URI です。
バージョン 2.2 で 新たに追加 された仕様です。
- XHTML_NAMESPACE
-
XHTML 1.0: The Extensible
HyperText Markup Language (3.1.1 節)
で定義されている、XHTML 名前空間 URI です。
バージョン 2.2 で 新たに追加 された仕様です。
加えて、 xml.dom には基底となる Node クラスと
DOM 例外クラスが収められています。このモジュールで提供されている
Node クラスは DOM 仕様で定義されているメソッドや属性は
何ら実装していません; これらは具体的な DOM 実装において提供
しなければなりません。このモジュールの一部として提供されている
Node クラスでは、具体的な Node オブジェクトの
nodeType 属性として使う定数を提供しています; これらの
定数は、DOM 仕様に適合するため、クラスではなくモジュールのレベルに
配置されています。
リリース 2.5 ,19th September, 2006 更新
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